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アーカイブNo.11【挨拶】

「おい、お前さぁ、新人の女の子が5~6人集まってるから、例の件の研修、やっといてくれないか?」「はい、わかりました」上司に言われて僕は研修室へとやってきたが、少し緊張した雰囲気が漂っていたので、その場を和ませようと挨拶をした。「え~みなさん...
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No.1996【男女の摂理】

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アーカイブNo.10【イケメン】

「なぁ、甘いマスクって、どういうことだ?」「そりゃ、舐めたら甘いのさ」
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アーカイブNo.9【イヤホンの青年】

若い頃、東京にいた時の話である。カッターシャツに紺のスラックス、紺のニットタイに革靴、手にはアタッシュケースを持っている。そして退屈しのぎに秋葉原で買った豆ラジオを胸のポケットに忍ばせて、イヤホンでラジオを聴きながら、私はブラブラと街中を歩...
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No.1995【ブロッコリー】

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アーカイブNo.8【オレにまかせろ】

勤めていたホテルは有名なシティホテルだったので、役員はといえば、大企業の幹部や政治家につながるような大物ばかりだった。そのホテルでは、何ヶ月かに一度の割り合いで役員会が開かれていて、その都度10名ばかりの役員が集まっていた。その日は役員会の...
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アーカイブNo.7【とまりますボタン】

バスに乗っていたら、男子学生二人の会話が耳に入ってきた。「オレ、こないだバスに乗ってたらさぁ」「あぁ」「おばあさんが降りようとしてボタンを押そうとしているわけよ」「うん」「でもなぁ、おばあさん、背が低いんでボタンに手が届かないんだ」「ふん」...
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No.1994【出発の朝】

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アーカイブNo.6【幽霊とピアノ】

若かりし頃、私はあるピアノメーカーの調律師を養成する学校に生徒として在籍していた。ある日の講義でのこと、先生は、誰もいない音楽室から夜な夜なピアノの音がするので調べて欲しい旨の依頼があったという話をし始めたのだ。早速、問題の音楽室に出向いて...
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アーカイブNo.5【茶碗蒸しと政治家】

ホテルの政治家パーティーでの出来事である。プログラムも終盤にさし掛かり、盛り上がった支持者の拍手の中を、先生は手を振りニコニコしながら退席していた。その側を、出し遅れた茶碗蒸をトレイいっぱいに乗せた係員が通り過ぎようとしたのだが、ツマづいて...