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アーカイブNO.84【ミラの女】

雪の降る地方では、今でこそスタッドレスタイヤが主流だが、昔は皆んなチェーンを巻いて雪道を走っていたものだ。チェーンの脱着はけっこう面倒な作業だった。その女の子の愛車は真っ赤なダイハツミラだった。やがてその街にも雪が降って道路に積もったので、...
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アーカイブNo.83【こみや】

是非は兎も角として、息子が小学校の時に性教育の授業を受けてきた。「母さん、女の人のお腹の中には、こみやがあるんだよね」「こみや?えぇ~っ?なにそれ~?」「え~っ?女なのに知らないの?これこれ」そう言って息子が小冊子を出して指差したところには...
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No.2029【ニコル画伯】

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アーカイブNo.82【クルマの基準】

娘が運転免許を取ってから間もないころ、中古車でいいからどうしても自分のクルマが欲しいというのでクルマを見に行った。すると展示場に行くや、娘は1台のクルマを指差してこう言った。「お父さん、これがいい❗️私、自分で買う❗️」見ればパール色の《日...
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アーカイブNo.81【ニコル】

名前はニコルという。よくしゃべる。娘が雛から育てた雄のセキセイインコだ。ニコルはケージから出ると、どういう訳だか僕にばかりまとわりつく。《なにか話してくれ》と言わんばかりに口元に近づいてきたり、手や頭にとまったり肩に乗ったりして嬉しそうに遊...
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No.2028【便座の設定】

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アーカイブNo.80【駅】

少年時代に住んでいた街の駅には複数の路線が集まっていて、空港風に言えば、そこはちょっとしたハブ空港のような駅で、広い構内には沢山の線路が入り交っていた。当時は蒸気機関車全盛の時代で、貨物の牽引等にディーゼル機関車がたまに見受けられたくらいだ...
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アーカイブNo.79【重いハンドル】

その女性はピアノやエレクトーンの講師をしていて、楽器店の教室や個人レッスンの生徒宅に行くのにマイカーを使っていた。レッスンが終わったある日、他に予定もないので、そのまま自宅に帰ることにした彼女はクルマに乗り込んで発進させた。・・・・・・・・...
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No.2027【酷使】

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アーカイブNo.78【MR2の女】

まだ日本の景気が良かった頃だ。バブルに浮かれてひとりの女の子がMR2を買った。ところがある日のことMR2が動かなくなってしまったのだった。いくらセルを廻してもエンジンが掛からない。やがてバッテリーも上がってしまった。PHSが繋がったので彼女...