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No.380【ダメージパンツ】

ジーンズなどにワザと穴を開けたり、汚れを演出したり、はたまた使い古した感じを出したりするのが一時期流行ったことがあった。〈ダメージファッション〉とか言うらしい。その頃、高校生のウチの娘もご多分に漏れず、擦り切れて穴の開いたジーンズを穿いてい...
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No.379【オタマジャクシ】

少年時代には、よく〈川遊び〉をした。友達数人と河原に行っては、浅瀬の入り込んだところで小魚を捕ったりして遊んだ。当時の川の入り江には〈鮒〉〈メダカ〉〈ミズスマシ〉〈ドジョウ〉〈縞ドジョウ〉〈タガメ〉〈タイコウチ〉〈川ニナ〉〈タニシ〉〈ゲンゴ...
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No.378【オナラ】

大腸癌の手術をしてから以降、腸にガスが溜まることが多くなったように思う。ある朝、布団の中でゴロゴロしていたのだが、なんだか腸が張ってきた。さ~て〈オナラ〉でもしようかなぁと思って下っ腹に力を入れてみたのだが、もうチョッとのところで出ない。仕...
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No.377【道案内の老人】

今は〈スマホ〉があるので人に道を訊くことはまず無いが、昔は地図を頼りに探したり、人に尋ねたりしながら目的地を目指したものである。若い頃、仕事でクルマを走らせていた時、どうも道に迷ったらしくて、目的のウチにたどり着けないでいた。迷っているうち...
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No.376【優勝セール】

プロ野球のペナントレースも終盤戦に入ってきた。順位が決まると、その是非はともかくとしても〈クライマックスシリーズ〉で両リーグが再び1位を決める。そして漸く〈日本シリーズ〉という訳だ。・・・・・・・暫くは出張で自宅から離れた所にいるので、電話...
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No.375【引き留め工作の代償】

ホテルで人を管理する立場になって暫く経った頃である。ある日、1人の女の子が事務所にやって来てこう言った。「アタシ、ホテル、もう辞めたいんですけど・・・」青天の霹靂である。この女の子は皆んなをまとめるリーダー的な立場にいる〈遣り手のサービス員...
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No.374【くしゃみ】

家内がキッチンで料理を作っている・・・すると・・・「ヘェ~ック、ショォ~~~イッ❗️」と、オッサンのような〈くしゃみ〉が聴こえてきた。
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No.373【妻の決断力】

電話会社のポイントで〈景品〉を貰うことにした家内。「ねぇ、父さん何んにする~?」「別に何んでもええよ」家内はかれこれ1週間も悩んでいるのだ。「父さん!もう包丁にするよ❗️」「あぁ~それでいいんじゃないかぁ~」「じゃ、包丁セットにするよ!」「...
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No.372【ルージュのカップ】

これは、本当はしてはいけない話なのだが・・・・・・・・・・・・ホテルの宴会場では、それはもう色々な催し物が開催される。ある時、宝石の卸しを取り扱う会社の〈展示即売会〉が催されていた。それは、ホテルの1番大きな宴会場を貸し切って3日間ほど続い...
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No.371【水戸黄門】

ある時〈水戸黄門〉の話になった。家内が言う。「そうそう、お兄ちゃんね・・」「〇子の義兄さんのことかぁ?」「そう・・んで、お兄ちゃんねぇ、水戸黄門見て、いつも泣いてたんだよ。最後の、この紋どころが目に入らぬかぁ~っ❗️ってところでね、感動して...