No.431【インコの好み】

Uncategorized




僕は、家内と息子と一緒に3人で暮らしている。正確に言うと3人と1羽だ。黄色いセキセイインコのニコル君がいるのだ。

このニコル君、3人の中で、最近特に僕が好きになったようである。ケージから出るとすぐに僕のところに飛んで来る。

ニコルはもう中年のインコなので、同じ中年の僕に愛着を感じるのだろうか・・・
飛んで来ると肩から鎖骨あたりを通って、顎の下に来ては何か喋ってくれと催促をするのだ。

顎の下ではやり難いので指に乗せ替えて唇の前まで持ってくると、ニコル君は身を乗り出し首を伸ばして唇を見詰め、早く喋れと言わんばかりだ。

何かを喋っている時は実にいい子でジッとしているのだが、喋るのを止めると手の皮をガジガジ噛み始めるので油断は出来ない。

喋るのに疲れて家内や息子にヘルプを要請する。

「お~い、ニコルを取ってくれぇ~っ❗️」

ところが家族が指を差し出してニコルを移動させようとすると、ガガガッ❗️とその指に噛み付いて僕から離れようとはしないのである。

あっち行けっ!邪魔するな❗️ってな感じだ。

だから勿論可愛いのだが、喋るのを止めると噛まれるし、喋り続けるのもシンドイし・・痛し痒しなニコル君なのである。

コメント

タイトルとURLをコピーしました