No.468【大物】

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ちょくちょく洗濯物を畳んだりして家内の手助けをする。

取り入れた洗濯物が畳の上に山盛りになっている。

気合いを入れて作業に入るのだが、いつも畳み易いタオルから畳んでいってしまう。割烹着タイプのエプロンや作業用のツナギなどが混ざっている場合は気が重い。それらは畳むのが結構ややこしくて難しいのである。謂わば〈大物〉なのだ。
適当に畳めばいいものを、神経質な僕にはそれが出来ない。気を使ってキチンと畳むから疲れるのである。「父さんが畳んだ洗濯物は綺麗だね」と、家内には褒められるのだが・・・

タオルが終ると、シャツやトレーナーや靴下、下着類などを順次畳んでいく。しかし、どうしてもエプロンなどの〈大物〉には手が伸びない。面倒なのだ。

それでもやっと気を取り直して〈大物〉に取り掛かる。

背中側でX状に交差しているエプロンの、肩掛け紐のネジレと格闘しながら、なんとか形にした。

そうして〈大物〉を畳み終ると一気に気が楽になって、残った〈小物類〉なんかは、チョチョイのチョイと畳んでしまうのだ。

それなら始めから〈大物〉を済ませればいいのに、なかなかそうもいかないのである。

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