No.487【僕の手作り弁当】

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家内の帰りが遅くなる時には、僕が夕御飯を作ることがある。偉そうに夕御飯を作るなどと言っても、僕の腕前なんてたかが知れている。メニューのレパートリーも片手があれば充分で、〈カレーライス〉とか〈鍋料理〉とか〈炒飯〉とか〈弁当〉くらいのものなのだ。

夕御飯に〈鍋料理〉は問題ない。しかし〈炒飯〉はランチのメニューだし、ましてや〈弁当〉なんて昼御飯以外の何物でもない。ところが〈弁当〉が結構喜ばれるものだから、最近では〈弁当〉を作ることが多いのだ。

ところで、僕の〈弁当〉はパターンが決まっている。

・・・・・・・

〈卵焼き〉                                   
基本、甘くない。砂糖は入れない派で、市販のめんつゆと醤油で味付けをする。青葱かアサツキがあれば、それを刻んだものを混ぜて〈葱入りダシ巻き風卵焼き〉になる。

〈ソーセージ〉                           
ウィンナソーセージの何ヶ所かにバツ印の包丁目を入れて炒めたもの。

〈ソーセージ②〉                       
 魚肉ソーセージを薄くカットしたものを、焦げ目が付くくらいまで炒めたもの。香ばしくて旨い。

〈豚肉〉                                       
こま切れ肉を、塩胡椒で炒める。胡椒はタップリ使う。

〈キュウリ〉                               
2mm幅で斜に切ったものに塩をまぶして暫く置いたもの。

〈フルーツ〉                               
リンゴがミカンをスマイルカットしたもの。色合いのために、リンゴは赤リンゴがベター。

〈ご飯〉                                     
 面倒な時は白ご飯に胡麻塩を軽く掛けたもの。梅干しを添えることもあり。焼き海苔か味付け海苔があって気が向いた時には、ちゃんと手塩をして握った〈海苔巻き俵むすび〉を作る。

そして最後に、それらの味が隣同士に移らないように〈バラン〉で仕切りをして盛り付ける。

料理は作って貰うのが1番だという。

だからかどうかは知らないが、家内と息子は喜んで食べてくれるのだ。けれども、3人分の弁当を作った当の本人にしてみれば、なんだかもうどうでもいいのである。

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