
家内の帰りが遅くなる時には、僕が夕御飯を作ることがある。偉そうに夕御飯を作るなどと言っても、僕の腕前なんてたかが知れている。メニューのレパートリーも片手があれば充分で、〈カレーライス〉とか〈鍋料理〉とか〈炒飯〉とか〈弁当〉くらいのものなのだ。
夕御飯に〈鍋料理〉は問題ない。しかし〈炒飯〉はランチのメニューだし、ましてや〈弁当〉なんて昼御飯以外の何物でもない。ところが〈弁当〉が結構喜ばれるものだから、最近では〈弁当〉を作ることが多いのだ。
ところで、僕の〈弁当〉はパターンが決まっている。
・・・・・・・
〈卵焼き〉
基本、甘くない。砂糖は入れない派で、市販のめんつゆと醤油で味付けをする。青葱かアサツキがあれば、それを刻んだものを混ぜて〈葱入りダシ巻き風卵焼き〉になる。
〈ソーセージ〉
ウィンナソーセージの何ヶ所かにバツ印の包丁目を入れて炒めたもの。
〈ソーセージ②〉
魚肉ソーセージを薄くカットしたものを、焦げ目が付くくらいまで炒めたもの。香ばしくて旨い。
〈豚肉〉
こま切れ肉を、塩胡椒で炒める。胡椒はタップリ使う。
〈キュウリ〉
2mm幅で斜に切ったものに塩をまぶして暫く置いたもの。
〈フルーツ〉
リンゴがミカンをスマイルカットしたもの。色合いのために、リンゴは赤リンゴがベター。
〈ご飯〉
面倒な時は白ご飯に胡麻塩を軽く掛けたもの。梅干しを添えることもあり。焼き海苔か味付け海苔があって気が向いた時には、ちゃんと手塩をして握った〈海苔巻き俵むすび〉を作る。
そして最後に、それらの味が隣同士に移らないように〈バラン〉で仕切りをして盛り付ける。
料理は作って貰うのが1番だという。
だからかどうかは知らないが、家内と息子は喜んで食べてくれるのだ。けれども、3人分の弁当を作った当の本人にしてみれば、なんだかもうどうでもいいのである。
コメント