東京に住んでいた頃、居酒屋では〈マグロ納豆〉や〈イカ納豆〉を注文していた。マグロやイカに釣られて、一緒に〈納豆〉を食べていた。〈納豆〉自体はと言えば、そんなに好きなほうでもなかったのに・・・
本来〈納豆〉は関東の食文化だが、近年、全国区の食べ物になったようである。
ウチでは、家内と息子がよく食べているが、僕はタマにしか食べない。
先日、ショッピングセンターの納豆コーナーの前を通った時に、ふと〈ひき割り納豆〉に目が留まった。
《そうそう、こんなんがあったよなぁ・・ひき割り》
〈ひき割り納豆〉は結構旨いのだ。
旨いのはいいのだが、普通の〈納豆〉よりもチョッとだけ割高な場合が多いように思う。〈納豆〉を挽くぶんだけコストが掛かるのかも知れない。
僕は思い出したように〈ひき割り納豆〉を買って帰ったのだった。
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さて、次の日の朝である。早速〈ひき割り納豆〉を食べてみた。
「おっ！ひき割りは旨いぞぉ❗️」
「えぇ？？ 父さんどしたん？普段〈納豆〉はどうでもいいのにぃ」
家内が以外だという反応をする。
〈ひき割り納豆〉は割高なだけあって旨いのだ。〈納豆〉の風味が強くて甘みも感じる。久しぶりに食べてから、改めて好きになった。
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暫くは〈ひき割り納豆〉の日々が続きそうである。
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