No.529【ネットのキャラ】

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パソコンでYouTubeを見ていたらヘンテコリンなキャラクターが出てきた。

側で見ていた家内が言う。

「ねぇねぇ、父さん、これ・・ホラ、ねずみ小僧に似てるね・・」

「ねずみ小僧❓️」

「うんっ!ゲゲゲの鬼太郎の」

「そりゃ、ねずみ男じゃ! 鼠小僧は江戸時代の盗賊じゃ。鼠小僧次郎吉」

「・・分かってるわよ!もぉ~チョッと間違えただけじゃないのぉ・・これnoteに書かないでよぉ」

「そりゃそうと、ねずみ男の本名知っとるかぁ?」

「えっ? ねずみ男はねずみ男でしょ!本名なんてあるん?」

「それがあるんじゃ、僕も最近知ったんだけどな・・まず、ねずみ男はぁ・・300年前に故郷を離れてぇ、で、人間界と妖怪の世界の境目で生きる存在なわけよ」

「うんうん!妖怪でもなさそうだし、人間でもなさそうだしね」

「で、300年も経ったんで本名は忘れたっていう設定らしいけどな」

「忘れちゃダメじゃん❗️流石にねずみ男だわ、で本名は?」

「ねずみ男は、ねずみっていう部族の出身でな、一応、チューチュー鳴く〈鼠〉じゃないみたいだな・・ねずみは漢字だ。根っこの根にアタマ、で、見るっていう漢字だ。で、苗字が〈根頭見〉なわけ。それでぇ、それぞれに下の名前があってさ、ねずみ男の下の名前がペケペケ」

「ペケペケッ❗️」

「そう・・〈根頭見ペケペケ〉っていうのがねずみ男の本名じゃ」

「ねずみってところだけは覚えてたってことね」

「そうそう、そいでペケペケなんじゃけど、この意味が凄いんじゃ」

「えぇ?ペケペケに意味があるの?」

「あぁ・・作者の水木しげるが戦争で南方の島に行ってたことは知ってるかぁ?」

「うん、そこで片腕を無くしたんでしょ? 〈ゲゲケの女房〉で見た」

「そうそう・・んでな、水木しげるがニューブリテン島で戦っていた時にさぁ、島にはトライ族っていう部族がいてさぁ、で、トライ族が指差してペケペケって言ってたのが〈ウ〇コ〉だったんだって」

「ウ〇コ❗️」

「水木しげるが、それを〈ねずみ男〉の名前にしたってことだけど、相応しいっていや相応しい名前かもな」

「えぇ~~いくらねずみ男でも〈根頭見ウ〇コ〉なんて、チョッと酷いんじゃない?」

・・・・・・・

おどろおどろしい作品が多い〈水木しげる〉にも、洒落っ気があったことを初めて知ったのである。

(引用:イラストの〈ねずみ男〉は、ネット画像をホワイトボードに手描きしたもの)

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