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アーカイブNo.312【来世の人】

世間では、凄い美女がどうでもいいような醜男と結婚することがある。どう見ても釣り合ってはいない。家内に訊いてみた。「おい、男の何が良くて結婚するんだろうか?優しさかぁ?金かぁ?・・それとも、アレかぁ?」「またバカなこと言ってぇ~・・まぁ、アレ...
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アーカイブNo.311【修学旅行の夜】

その先生は、中学の社会科の先生の中では非常に人気のある先生であった。顎髭や口髭が濃くて、剃り痕がいつも青々としていた。どうして人気があったのかというと授業が面白いからだった。今でもそうかもしれないが、社会科の、特に歴史の授業なんて、年号と出...
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No.2143【油断大敵】

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アーカイブNo.310【トランシーバー】

少年時代には、よく〈トランシーバー〉で遊んでいた。当時の子供達が持っていた〈トランシーバー〉は玩具の色合が強くて、電波が届く距離は高々知れていた。「ザーザー・・〇〇くん応答ねがいます、どうぞっ!」「はいっ!ピーピー・・こちら〇〇、聞こえます...
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アーカイブNo.309【クレソンの葉】

若い頃、親戚の叔父さんが、どういう風の吹き回しなのか、高級レストランに連れて行ってくれたことがあった。入ったレストランは、田舎者の叔父さんにはいささか不釣り合いな店だった。僕もそんな所は初めてだったので緊張した。店内にはいかにも高級感溢れる...
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No.2142【方言バイリンガル⑥】

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アーカイブNo.308【UFO】

それは小学5年生の時だった。・・・・・・・当時の校舎は木造2階建ての古いもので、僕達の教室は2階にあった。だから窓からは街全体をぐるりと囲んだ山々も見渡せた。・・・・・・・ある日の休憩時間に廊下で遊んでいたら誰かが大声を挙げた。「おいっ!空...
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アーカイブNo.307【彼女の風邪】

「好きな彼女の風邪の菌なら、僕も貰って風邪を引きたいなんて思ったよなぁ~」そう言うと速攻で家内に咎められた。「ダメよっ❗️今はコロナで大変なんだからねっ!そんなこと外で言ったら怒られるよっ❗️」そうか、冗談も言えないのか・・
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No.2141【なんでも再現する〈AI〉】

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アーカイブNo.306【SNSの中の彼女】

僕は数年前からSNSを始めた。だからまだまだ初心者だ。ある日、FBが勝手に表示してくる〈友達かも?〉を見てドキッ!っとした。プロフィールの似顔絵が、昔別れた彼女だったのだ。住所や出身校を見ても間違いはなかった。そしてそこには〈既婚〉と書かれ...