No.427【雑煮】

Uncategorized




今年も、早や師走の月に入った。正月はもう目の前である。

正月と言えば〈雑煮〉が付き物だ。

〈雑煮〉は字の如くに、色々な物を煮る、ということなのだろう。味や具材の定義は無いようである。

そこで〈雑煮〉なのであるが、これが地方によって千差万別なのはご承知のことと思う。

過去、機会がある時、色んな人に〈雑煮〉の話を訊いてみた。我が家の〈雑煮〉の話、とでも言おうか・・・

それぞれの地方の出身者が、愛情たっぷりに〈我が家の雑煮〉を語ってくれた。これこそが〈雑煮〉だ、と熱弁する訳である。

誰もが自分の〈雑煮〉が1番だと言わんばかりだ。

気持ちは分かる・・気持ちは分かるのだが、子供のころから食べ親しんできた〈雑煮〉を、誰もが自慢したいと思っている気持ちは当然だが、競っても仕方がないと思うのだ。

共通点は〈餅〉を使うことだけで、それぞれの〈雑煮〉は違う料理だと考えればいいのかも知れない。

因みに我が家の〈雑煮〉は、すまし汁仕立てで、煮た丸餅を入れる。具材は〈すまし汁で一緒に煮た長ネギ〉〈ハマグリ〉〈蒲鉾〉等である。食べる前に〈刻み焼き海苔〉をタップリと振り掛ける。溶ろけた〈海苔〉と、にゅ~っ!と伸びた〈餅〉を、ハマグリ風味の出汁と共に食べるのが1番旨いに決まっている・・お~っと!競ってはいけないのだった。

コメント

タイトルとURLをコピーしました