No.710【おパンツ事情】

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恥ずかしい話だが、還暦を過ぎたジジイなのに、穿いてるパンツが〈ブリーフ〉だった。

取り分けて特に大きいからという訳ではないが、収まりが一番いいと思っていたからだ。色は白ではない。股上もそんなに深くはない。股上の深い〈白ブリーフ〉を還暦過ぎたジジイが穿いていたには、殆んどお笑い芸人のギャグになってしまうからだ。

だから穿いていた〈ブリーフ〉は黒かグレーの股上の浅いものなんだと、いちおう見栄を張っておくことにする。

ところが、今回はじめて柔らか生地の〈ボクサーパンツ〉を買って穿いてみたのだ。ガハガバの〈トランクスタイプ〉ではなくて、生地が肌にピチッ!っとフィットするタイプのものだ。

そして、穿いてみるとこれが存外に具合がいいのだ。予想に反して収まり具合も非常にいい。デザインも色っぽくて若々しい気分になるじゃないか。

ま、浮気をする女性がいる訳ではないし、ジジイの下着なんて〈ブリーフ〉だろうが〈ボクサーパンツ〉だろうがどうでもいいのだが・・

でもやっぱり・・収まりの良さを求めるのなら〈ふんどし〉が1番なのかもしれないなぁ・・・〈褌〉を締めた経験はないけど・・

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