No.226【胴と脚】

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長男・長女・次男と、ウチには3人の子供がいる。

もう全員が成人してそれぞれの道を歩んでいるのだが、この3人、兄妹弟だというのに身体つきに著しく異なる部分があるのだ。無論、男女の違いではないので、その方面の話を期待された方には謝っておかなければなるまい。

違いというのは胴体と脚の長さのことなのだ。

長男は胴体が長くて脚が短い。ホントに短い。板コンニャクに爪楊枝を刺した感じだ。
長女は胴体と脚の長さのバランスがとれていて、中々のスタイルをしている。女の子がベストバランスに生まれてきてくれて本当に良かったと思う。

次男だ。次男は物凄く脚が長いのだ。米茄子に箸を刺した感じだ。上から順番に〈股〉の位置が上がっていっている。

次男が言ったことがある。

「兄ちゃん!」
「なんじゃ?」
「兄ちゃんの脚が俺くらいあったら、胴長プラス脚で、身長が190cmくらいになってたのに残念だったなぁ」
「やかましいわっ!」

・・・・・・・

ところが、そんなコンニャクに爪楊枝男の長男なのに、可愛い女の子をゲットして、今では幸せな結婚生活を送っているのだから、脚の長さと人間の幸せとは、あまり関係が無いのだ。

先日、長男に男の子が生まれたのだが、脚が長いのか短いのかは、もっと成長してからでないと判らない。

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