Uncategorized アーカイブNo.109【とばっちり】 高速道路のSAでトイレ休憩をしたのだが、男子小用トイレは先客でいっぱいになっていて、1ヶ所だけしか空いていなかった。まさか、男子小用トイレで隣の人から覗かれたりするわけではないのだが、出来るだけ左右に人がいない便器を使いたいのが男の心情だ。... 2025.06.08 Uncategorized
Uncategorized アーカイブNo.108【少年の心】 少年達は小動物を捕まえては悪戯をした。特別に〈可愛がられた〉のがカエルである。カブト虫やクワガタ虫は本当に可愛がられたのだが、ことカエルに関しては、可愛がられ方の意味が全く違っていた。・・・・・・・それは、こんな按配であった。捕まえた殿様ガ... 2025.06.07 Uncategorized
Uncategorized アーカイブNo.107【最中】 最中が好きだ。最中には種類がある。〈粒餡〉と〈こし餡〉があった。《よしっ❗️たまには〈こし餡〉にしてみよう!〉〈こし餡〉を食べる。やっぱり〈粒餡〉にしとけばよかったと後悔する。 2025.06.07 Uncategorized
Uncategorized アーカイブNo.106【縄暖簾の居酒屋】 若い頃によく呑みに通った居酒屋は〈モツの煮込〉が名物の店だった。東京北区滝野川のアパートの前の細い路地を出たところにその店はあった。入口には縄暖簾が垂れ下がっているので、文字通りの、いわゆる「縄暖簾」である。店は中年の大将と女将さんの2人で... 2025.06.06 Uncategorized
Uncategorized アーカイブNo.105【酔っ払い】 若い頃はよく酒を呑んだものである。その夜もヘベレケになってタクシーに乗ったのだが、途中で気持ちが悪くなってきた。吐きそうだ。「運転手さん!どっか空き地があったら停めて下さい!」「どうしました?」「・・吐きそうなんです、すいません・・吐いたら... 2025.06.06 Uncategorized
Uncategorized アーカイブNo.104【戦争ゴッコ】 小学校の裏手には小高い山があって、そこはちょっとした公園になっていた。春になると沢山の桜が咲いて花見客で賑わい、夏になるとカブトムシやクワガタムシが獲れた。秋には木々が紅葉し、冬になって雪が積もるとミニスキー場にもなったので、その公園は老若... 2025.06.05 Uncategorized
Uncategorized アーカイブNo.103【プジョーな女】 友達がクルマを買ったというので、彼女はそれを見せてもらった。「プジョー205」というフランスのクルマだった。なんだか日本車とは違ったデザインや雰囲気に、彼女はすっかり心を奪われてしまった。「これカッコいいわねぇ!外車でしょ?」「うん!フラン... 2025.06.05 Uncategorized