No.545【お節介】 Uncategorized X Facebook はてブ Pocket LINE コピー 2022.11.27 僕は優しいのだ。先日も、家内が朝から仕込んだ〈おでん〉に火を入れてやった。その日はすぐに家内が外出したので気を利かせたのだ。昼まで帰って来ない。〈おでん〉は煮込むほど旨いに決まっている。これで夕方にはトロけるような〈おでん〉になるに違いない。・・・・・・・昼前に家内が帰って来たので〈おでん〉に火を入れておいたことをこれ見よがしに伝えた。「お帰り~ぃ!〈おでん〉煮込んどいてやったからなぁ」「えぇっ? アタシが今からやろうと思ってたのにぃ」そう言いながら鍋の蓋を取った家内が叫んだ。「なによっ❗️これっ❗️父さん強火で炊いたでしょ❗️ダメよ❗️出汁が白く濁ってるじゃないのぉ~もぉ~~台無しじゃん❗️」怒られてしまった。良かれと思って火を入れたのが裏目に出た。以来、〈おでん〉はアンタッチャブルになった。
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