No.633【踏んづけたもの】 Uncategorized X Facebook はてブ Pocket LINE コピー 2022.12.29 「キャァ~~~ッ❗️」台所で家内の悲鳴が聞こえた。「父さん❗️来てっ❗️来てっ❗️」僕は台所に飛んで行った。「父さん❗️なんか踏んだ❗️なんか踏んだ❗️見て見てっ❗️」そい言うや、家内は片足を上げて足裏を見せた。「アタシなに踏んだのっ❓️ヌルッとしたよ❗️」見ると足の裏にはメロンの皮が貼り着いている。「なんだ!さっき食ったメロンの皮じゃないかっ❗️」「メロン❗️❓️」「そうだよ、大袈裟な声出してぇ~」「だってヌルッとしたんだもん!ネズミか何かだと思ったのよ❗️」・・・・・・・少年時代のことを思い出した。裸足になってビー玉遊びに夢中になっている時だった。何かを踏んづけた。ヌルッ!とした。なんだろう?と思って足を上げてみた。最初はなんとも思わなかったのに、踏んづけた物が蜥蜴だと判った瞬間に、足裏からゾクゾクッと悪寒が走った。
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