No.675【飛び入り客】

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パソコンでは政治系サイトを見ることが多いのだが、疲れた時には〈YouTube〉の音楽チャンネルを見て休憩することがある。

そんなある日のことである。ふと昭和のポップスが聴きたくなった。あの頃はアイドル歌手とニューミュージックの全盛時代だった。

柏原芳恵の「春なのに」から始まって、石川ひとみの「まちぶせ」や、ビリー・バンバンの「また君に恋してる」、続いてチョッとエロい歌詞の、山口百恵の「ひと夏の経験」などを聴いていった。

するとモニター右側のお薦め欄にピンクレディーの「渚のシンドバッド」が出てきたのだ。

おっ❗️ピンクレディーか❗️あの頃の人気は凄かったよなぁ~

やがて「ひと夏の経験」が終了して「渚のシンドバッド」が自動再生され始める。

『🎵パ~パパッパ~~パ~パパッあ~渚のシンドバアド~~🎶』

〈やっぱりピンクレディーはノリがいいよなぁ~~〉

すると台所で料理を作っていた家内がスッ飛んできたかと思うと、パソコンの後ろで当時の振り付けのままに踊り始めたのだ。

「キャ~~❗️父さん懐かしい~❗️見て見て❗️アタシ全部踊れるよ~~❗️」

彼女にとってピンクレディーと山口百恵は「命」だったのだ。

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