No.806【雪の朝➁】

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昨日からの寒波でとうとう雪が積もってしまった。

ところが、今日は朝からクルマで出掛けなければならない用事があるのだ。

仕方がないので、家内が寝ているうちから起きて、クルマに積もった雪を下ろしたり、出入り口の雪掻きをしなければならない。

外に出てみると辺りは雪で真っ白だ。クルマの屋根には20cmくらいの雪が積もっている。

ルーフの雪を落としたり、凍ったフロントガラスにぬるま湯を掛けたりして、やっと出発の準備が出来た。

暫くの暖気運転の後、道路に積もった雪をタイヤでメラメラと踏みつけながらスタートした。

・・・・・・・

街中に入っても道路には真っ白に雪が積もっていて、タイヤのわだちの跡があるばかりである。

行き交うクルマは皆んな雪にまみれいる。丁寧に雪を払っているクルマや、雪がまだ残っている状態のクルマやら、色々なクルマがいる。

「・・・❗️」

すると驚いたことに、前方から〈雪だるま〉のようなクルマが走ってきたのだ。

相当忙しかったのか、単なるズボラからなのか、そのクルマの雪は全く手付かずの状態で、雪の無いところといったら、乗り降りする運転席側のドアと、ワイパーだけで無理矢理雪をドカした、扇型に雪が除かれているフロントガラスだけなのだ。
殆んど〈雪だるまカー〉である。

いくら無精者でも雪くらい落として乗れよぉ❗️回りが見えなくて危ないじゃないか❗️

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