No.810【おめでとう君】

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フォロワーの皆様、明けましておめでとうどざいます。旧年中は「プチフルート」の〈エッセイ〉を御愛顧いただきまして誠にありがとうございました❗️                  今年も、何とぞ宜しくお願い申し上げます。

では、本年第1号のエッセイです。

・・・・・・・

中学の時の同級生である。正月に彼と2人で町を歩いていた。彼はスレ違う人スレ違う人に、飛びっきりの笑顔で挨拶をする。

「おめでとうございます❗️おめでとうございます❗️」

見ず知らずの人に挨拶をするのだ。

「おいっ❗️恥ずかしいじゃないか❗️止め~や!」

そう進言したのだが無駄だった。

彼の挨拶は延々と続くのだ。もう何十人という人に挨拶をしている。チョッと変わった奴だということは承知していたのだが、ここまでとは・・・

そう言えばコイツ、ゴムの〈ウンコ〉を人に投げつけて喜んでたよなぁ・・・

僕は彼から3mほど離れて歩くことにした。

・・・・・・・

〈アイツもジジイになってるんだろうなぁ・・何年か前の同窓会には来ていなかったけど、どうしてるんだろうか・・・〉

元旦の朝、そんなことを思い出した。

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