No.456【シチュー】

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夕食はクリームシチューだった。家内がスープボールにシチューをよそってくれる。

「はい、どうぞ!」

「おっ❗️シチューかぁ、寒い時はいいねぇ」

「ど~ぉ?・・・」

「ど~ぉって・・・なかなか旨い・・けど・・チョッと薄いんじゃないかぁ?」

「やっぱり~ぃ?」

「アッ❗️判った❗️これ■■■のシチューだろっ?■■■はコクが無くて薄いんだよなぁ」

「えぇっ?これ父さんの好きな●●●のシチュー だよ~・・牛乳が切れ掛かってたから、牛乳、チョッとしか入ってないのよ」

「あぁそうなんだ~・・どうりで薄い割にはコクがあると思ったんだよ」

「な~にがコクがあるよっ!薄いって言ってたくせに❗️」

「・・・・・」

人間の味覚なんて、先入観ひとつで当てにならなくなるのである。

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