No.489【ゆで卵】

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「父さん!ビールのオツマミが無いから〈ゆで卵〉でい~ぃ? 卵、いっぱいあるからぁ・・」

「いいもいいも〈ゆで卵〉最高じゃないかっ❗️」

という訳で家内が〈ゆで卵〉を作ってくれた。まぁ、作るというか茹でるだけなのだが・・・

何個?って訊かれたので、思い切って10個と言ったら、なんとその通りに1パック全部を使ってくれたのだ。

節約家の彼女にしては太っ腹じゃないか!なんでも、手鍋を使ったので、結局は7個しか茹でられなかったそうだが、10個茹でようとしていたのだ・・おいっ❗️家内っ❗️どうしたんだっ❗️

やがて茹で上がった〈ゆで卵〉の殻を、「指が熱い熱い」と言いながら、息子が全部剥いてくれた。

「おぉ~綺麗に剥いてくれたなぁ・・じゃぁ、父さんが3個食べるから、あとは母さんと分けて食べな」

そう言うと、僕はビールをグビグビ飲りながら、早速に〈ゆで卵〉を食べ始めた。
殻を剥く必要が無いので、塩だけをチョイと付けて食べればいいのだ・・凄く楽でいい・・・・しかし・・なんか、1個ずつ自分で殻を剥きながら食べるのが、やっぱり旨いと思うのだ。

何でもかんでも合理的であることがいいとは限らないのだろう・・物事には、一見、面倒に見えても、その中に〈味〉というものがあるのかも知れない。

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