
選挙戦真っ只中である。ポストに突っ込んであった選挙関係の配布物を見ながら家内が言う。
「父さん、岸さんって安倍さんとよく似てるわねぇ」
「兄弟だからな」
「でもチョッと違うよねぇ」
「双子じゃないからな」
家内は分かり切ったことを訊いてくる。
思わず「当たり前じゃないか!」という言葉が口を突いて出そうになったのを堪えた。そんなことを言った日には、忽ち拗ねてしまうのが目に見えているからだ。
面倒がる僕に家内が言う。
「もぉ~アタシは話したいんだから聞いてくれてもいいじゃん❗️」
それは理解できるのだ。
しかし、脈絡はともかく、話すこと自体を楽しむ〈女性脳〉の家内と、理屈と整合性を求める〈男性脳〉の僕との会話なんて、新婚時代じゃあるまいし、ドダイ合うはずがないのである。
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