No.763【黄身】 Uncategorized X Facebook はてブ Pocket LINE コピー 2023.03.05 朝の〈目玉焼き〉は何時も僕が作る。いつの間にか、僕が〈目玉焼き〉、家内が〈味噌汁〉を作るようになったのだ。フライパンにサラダ油を敷いてコンロに火を点ける。フライパンが充分に温まったところでタマゴを割って入れていく。1コ・・2コ・・3コ・・・ん?・・1コだけ黄身の色がやけに濃いのがある。他の2コは黄色が薄いのに、1コだけが濃いオレンジ色なのだ。同じパックに入っているタマゴなのに随分と違いがあるものだ。養鶏場で選別する時に色々な鶏の卵がゴチャ混ぜになるのだろう。僕は黄身の色の濃いヤツが食べたいなと思った。なんか高級感を感じるのだ。「お~ぃ S子!この色の濃いヤツ僕のだからな❗️」「はいはい!子供じゃあるまいし、好きなの食べなさいよ❗️」色の薄いヤツはなんだか栄養失調っぽいではないか・・だから僕は〈濃い黄身派〉なのである。
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