No.95【ジャングル風呂】

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これは、既にnoteにupしている【おんな友達の助言】というエッセイを、長男のお嫁さんが読んでくれた時に、彼女が思い出した話である。
「その話、noteに書いてもいいかな?」と訊いたら「いいですよ」との承諾を得たので書くことにする。私のエッセイの性格を理解して許してくれたことが、ことのほか嬉しい。いいお嫁さんだ。
それは彼女が高校の修学旅行に行ったの時の話であった。
その日に泊まったホテルには有名な「ジャングル風呂」があった。部屋にも風呂が付いているのだが、当然、生徒達は挙ってジャングル風呂に殺到した。
彼女の班の5人も早速ジャングル風呂に行こうとはしゃいでいたのだが、1人だけ浮かない顔をしている友達がいた。聞けば生理が始まったというのだった。
「じゃぁ、〇美はジャングル風呂、無理だね・・・残念だけど・・部屋のお風呂に入ったら?私たちジャングル風呂に行ってくるからさぁ」
1人の友人が慰めがてらにそう言ったのだが・・・
「えぇ~っ・・わたしジャングル風呂、ものすごく楽しみにしてきたのに~・・絶対に入りた~い!」
と言ってきかないのだった。
相談の結果、タンポンをしてジャングル風呂に入ろう、ということになったのだが、彼女はナプキン派であって、今までに1回もタンポンを使ったことがなかったのであった。
・・・・・・・・
「ねぇ~出来た~ぁ?」
「やり方わかる~?」
声を掛けながら4人はトイレの外で心配している。
「う~ん・・・どっちに~?」
「もう~っ!バカ~前に決まってんじゃん!」
まさか、見ながら教えるわけにはいかないので、皆んなはドアの外から、あ~だこ~だと説明をした。
・・・・・・・・
さてトイレでのレクチャーが終わったその後、5人は目出たくジャングル風呂を満喫したそうである。

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