No.105【酔っ払い】 Uncategorized X Facebook はてブ Pocket LINE コピー 2022.08.30 若い頃はよく酒を呑んだものである。その夜もヘベレケになってタクシーに乗ったのだが、途中で気持ちが悪くなってきた。吐きそうだ。「運転手さん!どっか空き地があったら停めて下さい!」「どうしました?」「・・吐きそうなんです、すいません・・吐いたら戻って来ますから」「あっ!はいっ!わかりました」車内で吐かれては大変だ。運転手は適当な場所にすぐに停車してくれた。停まっては吐き、停まっては吐きを数度繰り返してやっと自宅前に到着した。私は律儀な酔っ払いだったのだ。
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