No.223【散歩の相手】

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ある日の夕方、家の近くの住宅街を散歩していた。

すると前方から小学3・4年生くらいだろうか、女の子がリードを着けた犬を連れてこっちに向けて歩いて来た。

《はは~ん・・あの犬は背が低いから、いま流行りのミニチュアダックスってヤツかな?》

ところが段々近づいてくるとなんだか様子がおかしい。

いよいよ2・3mまで来た時に思わず女の子に声を掛けた。

「こんにちは~!それ、なにかなぁ?・・なんていうの?」

すると、女の子が嬉しそうに答えた。

「ジョンくん!イグアナのジョンくん!」
「イグアナッ❗️」

どうりでミニチュアダックスにしても脚が短か過ぎると思った。

「いつも散歩してるんだぁ」
「うん!おじちゃん、ジョンくん可愛いでしょ!」
「・・そうだね、可愛いねぇ・」

全然可愛いくはないのだが、リップサービスせざるを得なかった。

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