No.239【息子のホームルーム】

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小学校1年3組のホームルームでは、色々な〈係〉に誰がなるのかという話し合いがなされていた。

女性担任教諭が子供たちに問い掛けている。

「はい、給食の食器を並べる係になりたいひと~っ❗️」
「ハ~イ!」
「ハイッ❗️」
「ハイハイッ!」

数人の児童が元気よく手を挙げる。

「はい、じゃあねぇ、食器係は◎◎君と●●さんと◇◇君にお願いしま~す」

そうして順々に係が決まっていったのだが、まだ決まっていない係が少しあった。

「はい、あと少し決まっていない係がありますけど・・皆んなどの係になりたいですかぁ~?」

そう言うと、先生はさりげなくウチの息子を指名した。

「〇〇君はなんの係になりたいですか?」

息子がボソッと答えた。

「もみもみチ〇チ〇がかり・・」
「えっ?・・・・・ん~~先生、そんな係はしらないなぁ・・・」

先生は一瞬、絶句してしまった。

・・・・・・

後日、先生にそのことを聞かされた家内は、トンだ赤っ恥をかいてしまったのだった。そういえば、いつぞや家族で〈もみの木森林公園〉というところにドライブに行ったことがあった。その時に、僕がフザケて言った〈もみもみチ〇チ〇公園〉という単語が息子にインプットされていて、こともあろうに、学校のホームルームの時間にアウトプットしてしまったのだ。

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