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No.140【1眼レフの威力】

昭和60年に「つくば万博」が開催された。・・・・・・・せっかく東京にいるんだからと、同じバイト先の女の子を誘って2人で行ってみることにした。・・・・・・・会場は凄い人出で大変に賑わっていた。僕は写真というよりもカメラが好きだったので、中古品...
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No.139【人形】

家内が断捨離を決意した。先日来より張り切って家の中を整理している。「ねぇお父さん、あれどうする?」家内が指差した先には、ケースに入れられた古びた日本人形があった。「そうだなぁ、焼いて捨てたらいいじゃないか」冗談まじりで答えると家内はすぐに反...
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No.138【健康優良児】

長男が産まれて6ヶ月が経った頃だ。母乳を飲みまくって見る見る大きくなり、体重が10.2㎏にもなった。普通の乳児の倍近くもある。色白のデブった赤ちゃんは、愛想のいいアルフレッド・ヒッチコックみたいになった。ある日、家内とヒッチコック君を連れて...
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No.137【海ぶどう】

沖縄らしい食べ物の1つに〈海ぶどう〉がある。古宇利島の売店では〈もずく〉〈アオサ海苔〉などと一緒に〈海ぶどう〉が売られていた。1パックが¥500―という安さだった。透明なパックに入れられて、常温のまま陳列棚に並べられている。売店で買い物を楽...
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No.136【沖縄の海】

初めて訪れた沖縄は、1月だというのに気温が24℃だった。紅色の桜や蘭が咲き誇っていた。・・・・・・・「只今バスは古宇利島の方に向かっておりますが、沖縄の海と本州の海では違うところがあるんです。なんだかお分かりでしょうか?」観光バスのガイドの...
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No.135【江戸時代児】

息子が幼稚園児の時、人がなにかに失敗するのを見ると、いつもこう言っていた。「ザマァみなされっ❗️」テレビで時代劇などは見ていなかったし、どこで覚えてきたのかは全く不明である。そういえば、生まれつき、ちよっと変わった子供ではあった。もしかする...
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No.134【うなぎパイ】

若かりし頃、ピアノ調律の勉強のために、浜松のとあるピアノメーカーに在籍していたことがある。昼間はピアノ工場のラインに入って実際にピアノを作るのだが、ピアノを知るうえでは大変に勉強になった。調律に関しては工場のラインが止まっている夜間に勉強し...
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No.133【狂った磁気カード】

家内が持ち歩いているカードがしばしば読み取り不能になることがある。そう、彼女は磁気を狂わせてしまう〈青木ヶ原樹海おんな〉なのだ。
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No.132【ラッパ飲み】

まだ20代のころに寮生活をしていたことがある。部屋には2段ベッドがあって1部屋に2人が入っていた。ある土曜日の夕方であった。同室の寮生が酒を飲もうと言って1升瓶を取り出した。夕飯までには少し時間があったので早速飲むことにした。ツマミなどは一...
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No.131【ゴムのオモチャ】

イラストを見て頂ければ分かると思うのだが、タイトルだけから内容を想像された方には謝らなければならない。残念ながらこれはエロい話ではない。・・・・・・・僕が中学生の時である。ゲテモノ好きは時代を問わずに存在するものだ。当時、クラスの男子の間で...